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 おサイフケータイ登場以来、おサイフケータイ向けサービスを提供してきたのは ..
全国にチェーン店を持つ規模の大きな企業が中心だった。しかし ユーザーが便利さを実感できるほど普及するには 規模の大小を問わずどんな店舗でもおサイフケータイが利用できるようになる必要がある。単に電子マネーで決済ができるだけでなく おサイフケータイならではのサービスを提供するのは 町の小さなお店には難しいのだろうか。 【画像】  3キャリアの携帯に対応したおサイフケータイ用アプリを開発し オーダーメイドのサービスを提供しようと思うと 現状 2000万円程度必要と言われる。店舗がおサイフケータイを使ったサービスを提供したいと考えても 現実にはコストの面で難しいことが多かったのだ。また サーバを導入し 携帯サイトを立ち上げ アプリを配布し……といった運営を行うには 携帯事業に対する知識やスキルが不可欠になる。 しかし “かざせる場所”を簡単に作れるような コスト スキル両面で手頃なソリューションが少しずつ増えてきている。ここでは「IC CARD WORLD 2007」で展示されていた 従来に比べて安価・容易におサイフケータイ対応サービスを導入できるソリューションを紹介する。●専用端末は無料 成功報酬型の「pittmo(ピットモ)」 エーゼットの「pittmo(ピットモ)」は クーポンや来店ポイント 店舗情報などの情報をおサイフケータイに配信するサービスだ。最大の特徴は「店舗が無料で端末を設置できる」という点にある。  エーゼットはピットモを導入する店舗に対して 端末を無料で提供する(別途端末ごとに 端末保守料が月額7000円〜1万円程度必要)。店舗は顧客がピットモを利用した回数に応じてエーゼットに対して支払いを行う。顧客がピットモ端末におサイフケータイをかざした回数に応じて30円〜100円の利用料を支払う という成功報酬型のシステムだ。 “携帯を端末にかざすと 店舗の情報やクーポンが入ってくる”というユーザーの利用イメージは ドコモの「トルカ」やauの「auケータイクーポン」に近いが ピットモでは専用のアプリが必要になる代わり おサイフケータイ以外の端末でも利用できる。ドコモ端末向けにはiアプリを提供しており auやソフトバンクの端末にはWebアプリで対応している。 この手のサービスでは必ず問題になるのが 「初めてサービスを使う時 どうやって専用アプリをユーザーにインストールさせるか」。ピットモでは 専用アプリを携帯端末にインストールするための誘導にも気を遣っている。ピットモ用アプリがインストールされていない携帯をピットモ端末にかざすと 三者間通信機能によって iアプリ/WebアプリをダウンロードできるURLが携帯に送られる。またおサイフケータイではない場合は QRコードを携帯のカメラで読み取ってURLを取得するなどの方法でアプリをインストールできる。 店舗からピットモアプリをインストールした携帯に対して 端末に直接携帯をかざしたとき以外に情報を送ることも可能だ(メール配信に近いイメージ)。この場合 ユーザーはアプリの更新情報として店舗からの情報を受け取るため ユーザー側は自分の個人情報(メールアドレス等)を店舗に送ることなく店舗の情報を得ることができ 店舗はユーザーの個人情報を管理しなくてもよいというメリットがある。●宮崎県やプロバスケットリーグが導入――FeliCaポケット ソニーの「FeliCaポケット」は FeliCaを使って ポイントや会員証 クーポン スタンプラリーといったサービスを安価に提供できるサービスだ。各種サービスがパッケージ化されており 短期間で導入できる。 当初はFeliCaを内蔵した専用カードだけを対象としていたが 現在では「FeliCaポケットモバイル」というアプリも配布しており おサイフケータイでも利用できるようになっている。 以前からあるサービスだが 少しずつ導入例が増えつつある。IC CARD WORLD 2007では宮崎県が地域活性化の目的で導入した「CHORUCAカード」 日本プロバスケットリーグの会員カードとして導入した「bjリーグ会員カード」としての例を紹介していた。●複数の決済方式に対応したシステムを PaSoRiを使って――HP 日本ヒューレット・パッカード(HP)のブースで行われていたのが 一般事業者向けのFeliCa対応サーバソフトウェア(HP IC-Chip Access Server for FeliCa Professional Edition 以下I-CAS)を使った チケット発券+決済デモだ。 FeliCa決済サービスを提供するには ユーザーから見える店舗のリーダー/ライターだけでなく そのバックエンドとなるサーバシステムと 店舗とサーバをつなぐ回線が必要になる。I-CASは HPがFeliCa関連サービスを提供する事業者に対して販売している 第2世代FeliCaに対応したサーバシステム。通信事業者向けには2006年から(2006年月日の記事参照) 一般事業者には2月1日からサーバの提供を開始している。 会場では「専用アプリをおサイフケータイにインストールして電子マネーをチャージし iモードサイトにアクセスしてチケットを購入すると おサイフケータイに購入したチケット情報が書き込まれる。会場へ行き 入場時にそのチケットを利用する」というデモを行っていた。電子マネーのチャージ チケット発券 チケット利用時にはI-CASが使われるというイメージだ。 デモのポイントはいくつかある。1つは 電子マネーのチャージやチケットを使って入場するときに PCにつないで使う汎用FeliCaリーダー/ライター「PaSoRi」を使ってオンラインで行うということだ。 当初 FeliCaは交通ICチケットとして使うことを想定して開発されたという経緯もあり “オフラインで高速にデータをやりとりする”という特徴を持っている。例えば店舗の専用端末を使っておサイフケータイやFeliCaカードのプリペイド型電子マネーで支払いをするときには リーダー/ライターはオフラインで動作しており 決済の瞬間には原則としてサーバとの通信が発生しない。リーダー/ライターそのものにセキュリティのシステムを持っているために 安全にデータのやりとりができる仕組みだ。オフラインで高速に処理ができる代わりに リーダー/ライターは専用のものが必要になる。 しかしI-CASを使ったデモでは 電子マネーのチャージやチケットを使うときに 端末とI-CASの間はオンラインでやりとりを行う。本来専用リーダー/ライターがオフラインで行う処理を サーバがオンラインで行うのだが このときかかる時間は2秒弱。高価なリーダー/ライターを導入しなくても PC+PaSoRiでサービスを行えるため 店舗のコスト負担を軽くできる点がメリットとなる。 2つ目のポイントは 複数の決済方式への対応が容易ということだ。上記のようにリーダー/ライターそのものがおサイフケータイ/カードとのやりとりを行い セキュリティのシステムを持っていなくてはならないという仕組みでは 決済方式ごとに専用端末が必要だった。最近は複数の決済方式に対応した端末も出てきているが 通常 多くの方式に対応している端末は単機能端末よりも高価になる。I-CASの場合 データ処理をサーバ側が行っているので 専用リーダー/ライターを増やさなくても サーバ側が機能追加を行うことにより 複数の決済方式に対応できる。 HPではI-CASそのものを販売するだけでなく ASPとしての提供も検討中。決済センターと組むことによって 複数の決済方式に対応したサービスを 一般事業者や店舗に向けて安価に提供することを考えているという。  IC CARD WORLD 2007:ICカードとICタグの総合展示会 「IC CARD WORLD 2007」が開幕   町のお店にも簡単にポイントカードを〜「FeliCaポケット」   日本HP FeliCa対応次世代サーバを提供   FeliCaサーバでサービス事業に弾みをつける日本HP   FeliCa/モバイルFeliCaの歴史を振り返る(後編) http://www.itmedia.co.jp/enterprise/mobile/ .. つづき ひらがなで読む

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